観覧料

大 人 500円
中高生 300円
小学生 200円
65歳以上 無料


〒451-0051 

名古屋市西区則武新町4-1-35
TEL: 052-551-6115
FAX: 052-551-6199

本物の機械を動かす
自動車のしくみや生産技術の歴史の紹介、生産工程の再現
本物の機械による実演は迫力満点です。

金属を加工する代表的な3つの技術である、鋳造(ちゅうぞう)、鍛造(たんぞう)、切削(せっさく)作業の実演を、オペレーターがわかりやすく説明しながら行なってくれます。
「モノづくり」に欠かせない加工技術が目の前で見られる貴重な体験ができます。

1回目の鍛造

2回目の鍛造

3回目の鍛造をすると製品が出来上がります

見学者用のコネクティング・ロットが出来ました

広さは延べ5,200平方メートル。
大きな体育館に自動車工場がまるごと入った感じの展示場には、
「自動車のしくみと構成部品」「自動車技術」「生産技術」について幅広く展示されています。
オペレーターによる稼動実演、ボタン操作で動く部品のカットモデルや実験装置、生産設備と解説映像など、
目と耳で理解できるわかりやすい展示となっています。

途中休憩室も用意されています

2階から1階へ

マイカー時代の先駆けとなった初代カローラ、安全対策や排出ガス浄化・低燃費化などのニーズに応えた初代カムリ、
海外からも高性能・高品質な車として高い評価を得た初代セルシオなど、
日本のモータリゼーションの発展と共に歩んできた代表的なトヨタ車が展示されています。

初代カローラ
国際市場に通じる高速性能に優れたファミリーカーとして開発され、
わが国のマイカー時代の先駆けとなった車です。
性能、居住性、維持費、価格などすべての面でファミリー層に高い評価で我々にアッピールしました。
初代セルシオ
1980年代に入ると、日米の貿易不均衡が拡大し、アメリカ向け自動車の輸出自主規制が開始。
それに対応して海外での現地生産が進められる中、
セルシオは世界市場で高い評価を得られる高性能・高品質な車として誕生しました。

プリウス

クリーンで低燃費、しかも走行性能は従来のエンジンに劣らない。
そんな夢のある自動車づくりをめざして、トヨタでは新しい動力の開発が進められています。
ハイブリッドガスタービンエンジン、メタノールエンジンなどを展示、
実用化に向けて期待が高まる先進技術を取り上げています。
ハイブリッドカー「プリウス」の実車展示とトヨタハイブリッドシステムについてわかりやすく紹介されています。

珍しい各種のエンジン

 

自動車部品に占める鋳造部品の比率は高く、とくに車の心臓部であるエンジンには数多く用いられています。
創業当時の鋳物工場では、造型や注湯(ちゅうとう)の技術が未熟だったため、多くの不良品を出されていましたが、
努力と工夫によって数々の課題が解決されてきました。
車の性能向上に大きな役割を果たしてきた鋳造技術の進化の過程を取り上げられています。

歯車や車軸など強度を要する部品の製造に用いられる鍛造は、創業当初は手作業によるハンマ鍛造だったそうです。
その後、鍛造プレス機などによる型鍛造が主力となり、強くて精度の高い鍛造部品を効率よく加工する技術が開発され。
ボタン操作で稼動する1964年導入のトヨタ初の2,500トン自動鍛造プレス機をはじめ、
大量生産を支えてきた鍛造技術が紹介されています。

AA型乗用車組立工程

挙母(ころも)工場創業時の組立ラインを、その頃使用していたコンベアや鉄骨柱などをそのまま展示され再現されています。
挙母工場では“流れ作業方式”を採用しており、架装(かそう)、艤装(ぎそう)、塗装工程を再現。
当時はボルトやネジ類の締付もレンジやスパナを用いて手で締めるなど、手づくりで車を組み立てられていました。

子供でも600トンプレスをドスン!

1955年の初代クラウンでは、鋼板成形はほとんどプレス加工されるようになりました。
1960年完成のトヨタの元町工場に導入された、
当時としては画期的なアメリカ・ダンリー社製600トンプレス機が展示されています。

このプレス機は素早い金型交換が可能なクイック・ダイ・チェンジ方式により
生産性を飛躍的に向上させ、その後の国産プレス機に大きな影響を与えました。
この館最大の展示物が動いている様子を見ると、モノづくりのすごさが実感できました。

プレス加工に欠かせない金型の製作技術を、代々のクラウンのフェンダの絞り型で紹介されています。
創業当時の手彫りに始まり、曲面部分や仕上寸法の精度が著しく改善された倣い型彫盤(ならいかたほりばん)、
NC付倣い型彫盤、さらに数値データを用いた金型のNC加工へと発展した過程がよくわかります。

地下構造も見学できます

金属を切削して必要な形状や寸法の製品を得るための機械加工技術は、
精度と速度の向上をめざして開発が進められてきました。

トランスファマシン(1969年)、アメリカ・レブロンド社製クランクシャフトピン旋盤(1964年)、
トヨタ製関節型穴明加工機(1996年)などが展示され、
現在のオートメーション化や多品種生産に対応するに至るまでの機械加工の技術革新が紹介されています。

創業当初は手叩きの板金加工で形成したボデーパネルを、溶接治具で組付けていたボデー組付も、
今ではロボットによるスポット溶接で行なわれています。

量産への対応と自動化をめざして開発された日本初の本格的産業ロボットから
世界に先駆けて開発した最新の溶接ロボットまで6台を年代順に配して動態展示されています。

びっくり!!
エンジンとシャシの自動組付装置は住宅ほどもある巨大な装置が
ボタンに指が触れるだけで動き始めます

自動車の組立作業は、搭載、締付、接着などがあり、ネジ、ボルト、ナットなどの締め付け作業が大半です。
初期はすべて手締めの工具の組付でしたが、量産化が進み、動力工具が登場、
現在では電子制御技術の進歩により自動化が急速に進展したそうです。

組立ラインのボデーに連動してエンジン・シャシーを組み付ける自動組付装置、
ディファレンシャルギアの組付作業を行う双腕ロボットなどが展示されています。

カローラ1台分のプレス加工品
わが国を代表する大衆車・7代目カローラ(4ドア、1991年発売)の
車体を構成するプレス加工品のすべて、全315点が展示されています。

ロボットによる溶接の自動化によって、高品質なボデーが大量生産できるようになりました。
7代目カローラの全プレス品を溶接してできたボデー組付部品が展示されています。

厳しい自然環境から車体を保護して錆を防ぐための塗装技術は、
塗膜の付着性と表面の平滑性の向上を中心に、開発を進められてきました。

塗装技術の進化と深く関わる塗装機器の変遷と塗膜構成が紹介られるほか、
ベル塗装機による静電塗装を用いた上塗り自動塗装装置も展示されています。

いつまで見ても飽きません

クルマフアンにはたまらないグッツがイッパイ

コーヒーショップ
アイスクリームが安くて美味しい

テクノランド

さまざまな機械の原理やしくみを楽しく体験しながら学べるテーマ館です。
展示物は「力の伝達」「力の作用」「力の変化」「エレクトロニクスと制御」「構造」の5つのテーマで構成され、
約25のゲーム機、体験装置などがあり子供から大人まで楽しめる空間になっています。

レストラン「ブリックエイジ」
ランチは997円〜で、メイン料理にサラダや
ドリンクが付きます

トヨタグループ館
1925年に建設した事務所をその当時のままに修復。
佐吉やその子喜一郎ゆかりの品や資料などが展示されています

ぜひ訪れてみてください。

このHPの内容は製作当時の模様とデーターで作成しました。
その後、内容やデータなどが異なる場合もあります。